寒さから解放されて軽やかな着こなしを楽しめる春の始まり。
今回は、さまざまなテイストのスタイルにフィットしてくれる「燻し」仕上げのネックレスにフォーカスします。
いつもの装いを一段上げつつ、決してギラつくことない落ち着いた雰囲気のあるネックレスを、メンズコーディネートとともにご紹介します。
デザインに惹かれても、それが果たして自分の服装に馴染むのかと迷うことは少なくありません。
シンプルな白Tシャツの着用頻度が高い方には、独創的なデザインが隠された程よい存在感のこちらのコインネックレスが活躍します。
異なる素材の2枚のコインとネックレスチェーン全体にほどこされた燻し加工が生み出す陰影が、カジュアルなTシャツスタイルを一気に盛り上げてくれます。
目を引くこちらの2枚のコインにはそれぞれに深い意味が込められ、デザインに表現されています。太陽とコンパスの道しるべを表現したまるでアンティークのような真鍮素材のコイン、そして無限の可能性を意味するXがデザインされたシルバーコイン。シンプルな装いにこそ、この２トーンが日常のスタイルをより高めます。
洗練された印象のジャケットスタイルには、控えめなボリュームのホースシューが好相性。無骨さを抑えつつ、品のあるアクセントを加えてくれます。
シンパシーオブソウルが展開する数々のホースシューモチーフの中でも、ひときわ落ち着いた佇まいをみせるこのデザイン。その理由は、やはり「燻し」仕上げにあります。硫黄成分との化学反応によってシルバーを黒く変色させるこの加工が、鏡面に描かれた月桂樹のカーヴィングに有効的に用いられ、ホースシュー全体に奥行きのある表情を与えています。
大人の品格を漂わせつつ、鏡面仕上げと燻しの加工、それぞれの仕上げが相乗効果を生み、やわらかい光沢感がジャケットスタイルにひとつまみのスパイスを添えます。
気取らず親しみやすい古着スタイルには、ネパールのブランド、スーマンダックワとのコラボレーションネックレスがよく馴染みます。
職人の手仕事によって一つひとつ丁寧に仕上げられたホースシューに、繊細な手彫りのカーヴィングが施され、温もりある印象を生み出しています。使い込むほどに風合いが増し、ゆるやかな経年変化を楽しめるこのネックレスは、強すぎない燻しによりヴィンテージ感のある古着と自然に溶け合います。
ロングセラーのこのアイテムは、色褪せたスウェットやダメージのあるデニムシャツの間からさりげなく覗かせることで、肩の力を抜いたこなれ感のあるコーディネートを楽しんでいただけます。
どんなネックレスが喜ばれるのかとギフトにお悩みの方も、お相手のスタイルを思い浮かべながら、是非ご参考にしてみてください。
