さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちに、ジュエリーにまつわるパーソナルな話を訊く連載企画。今回はかねてからコラボアイテムを展開するなど、シンパシー・オブ・ソウルとも関わりの深い人気ファッション誌『オーシャンズ』統括編集長の原亮太さんにインタビューしました。原さんはシンパシー・オブ・ソウルでスペシャルオーダーした22Kゴールドのシグネットリングを愛用中。原さんが昔から大事にしているジュエリー選びの基準や価値観について訊きました。
Q:原さんは身に着けるジュエリーやアクセサリーに何を求めますか?
ジュエリーを着けたい理由っていうのはいまも昔もあまり変わっていなくて、ただ飾るっていうよりも、バンドTを着るみたいに、自分のスタイルを作りたいっていう感覚が強いかな。昔はバンドをやっていたんだけど、ロックとかパンクの人たちって、みんな意思のこもったジュエリーとかアクセを着けているから、そういうところから受けた影響は大きいと思います。そうやって、もの選びの意味とか理由を紐解いていくという行為が、自分の中でも楽しみにもなっているから、編集っていう仕事にいまもコミットできているんだろうなって思います。かっこいいからとか、シルエットがいいからっていうことだけで、感覚的にものを選ぶことが出来るようなタイプではないんです。
Q:ジュエリーは毎日肌身離さず愛用するタイプですか?
本当にめんどくさがりで、いちいち着けたり外したりすることが嫌いだから、毎日外さなきゃいけないんだったら、じゃあもう着けないでいいやって思っちゃうタイプなんです(笑)。だからジュエリーはなんでも、毎日着けっぱなしにできて、飽きがこないデザインっていうのは前提ですね。いま着けているジュエリーは、寝る時も、風呂に入る時も、庭仕事をする時も、肌身離さずつけている物です。