How to ジュエリーメンテナンス

How to keep your jewelry SHINY


ジュエリーにはシルバーやゴールドなど様々な素材があります。お洋服に例えるとウールとコットン素材の洗濯方法や洗剤が違うように、実はジュエリーのケア方法も素材によって変えなくてはなりません。正しいメンテナンスでいつまでも長くご愛用いただきたいという思いから、自社工房SOS STUDIOスタッフの渡邉が、クリーニング方法や適切なケア品まで細かくご紹介いたします。

シルバー製品は錆びたり変色しますか?

[movie] 00:10〜
硫化という変色はしますが、厳密に言うと錆びとは異なります。硫化という現象は、シルバーが硫黄成分により膜がはるように変色をすることを言います。温泉に入った際に黒ずんだり七色になったりすることがあるのは、温泉に含まれている硫黄成分によって化学変化を起こした現象です。
また、汗などかいて放置すると、同じような現象が生じて変色することがあります。それは汗に含まれる微量の成分が反応してしまった場合に起こります。
このように、錆びと変色は根本的に違う現象で、シルバーは錆びてボロボロになってしまうというようなことはないですが変色はいたしますので、正しいケア方法でメンテナンスをしてください。

シルバー製品は錆びたり変色しますか?

各素材のお手入れや保管方法について

[movie] 1:40〜
シルバー製品:ご使用後、汗などが表面に付着した状態でそのまま放置しないでください。日常的には表面に残った皮脂汚れなどを水で洗い流してから、表面の水分を拭き取っていただくことをオススメいたします。表面に変色が見られた場合は研磨剤入りのシルバーポリッシュクロスで優しく磨いて下さい。
オススメのケア品 シルバークロス

コーティング製品:シルバー製品同様、汗などが表面に付着した状態で放置をしないようにご注意ください。ご使用後はコーティング製品専用の布で、表面に付着した皮脂や汚れを優しく拭き取ってください。コーティングアイテムを研磨剤の含まれた生地で磨いてしまうと、折角のコーティングを剝がしてしまうので、必ず研磨剤の含まれていない布を使用してください。チェーンなど細かな凹凸の形状のジュエリーは、シルバー製品と同じような水洗いが効果的です。
水で洗ってもいいのかというご質問が多くございますが、洗浄後に表面の水分をしっかりと拭き取って頂ければ、金属への影響はほとんどございません。
長くお使いいただきますとどうしても表面のコーティングが剝がれてきて変色してしまいます。再コーティングサービスも承っておりますので、ご相談くださいませ。
オススメのケア品 マイクロファイバークロス

ゴールド製品:金は変色しないと思われがちですが、シルバーに限らずゴールド製品も厳密には酸化をします。ジュエリーに多く用いられる18金や10金は他の金属との合金のため、その他の素材が反応し赤く変色をしたり、表面の素材自体の微細な凹凸が変色することもあります。もしそのような変色をしてしまった場合は、ゴールドにも専用の研磨剤の含まれたクリーニングの布がございますので、そちらを使って優しく拭いていただくことをオススメいたします。
日常的にはシルバーやコーティング製品同様、水での洗浄がおすすめです。
オススメのケア品 ゴールドクロス

変色させないためのジュエリーの保管方法 : お洋服も洗濯しないと黄ばみが出たり汚れてきてしまうように、ジュエリーも表面に付着した汚れを落とした後、保管することがポイントです。水分をしっかりと取り除いたジュエリーを、布製のポーチなどに入れてキズが付きにくい状態で保管してください。特にシルバー製品につきましては、空気に触れることにより変色をしますのでビニール製の密封できる袋に入れるなどなさると、変色を防ぐこともできます。

各素材のお手入れや保管方法について

シャワー時でも着用してもいいですか?

[movie] 6:30〜
先程もご説明させていただいた通り、水やお湯に金属のジュエリーが触れることは特に問題はありませんが、ご入浴時には石鹸がジュエリーの表面や隙間に残らないように、しっかりと洗い流していただく必要があります。ご注意点としては、体をスポンジで洗ったりタオルで体を拭く際に、ジュエリーが引っかかりチェーンが切れてしまうことのないようにしてください。
また、金属だけを使用したジュエリーではなく、ビーズ製品には天然石の中にワイヤーが通っているため、その金属のワイヤーが錆びてしまいますのでご入浴時は着用しないでください。天然石は稀に、石鹸に含まれている成分で溶けてしまったり、石同士が擦れて欠けてしまうことがありますので、ダイヤモンド以外についてはご入浴を避けてください。

[movie] 9:56〜
お客様からシャワーについてのご質問は頻繁にお受けしますが、実は破損の原因の多いケースが就寝時の着用のようです。寝ている間、意識のないところで強く引っ張ってしまっていたりして、起きたらベッドに落ちていたなどのケースも多いので、就寝時は着用をできるだけ避けたほうが宜しいかと思います。
万が一、チェーンが切れてしまっても、自社工房にてお修理をすることができますので、ご安心ください。
ネックレスチェーンの留め具パーツ隣に付属している丸環は、あえて溶接されていないアイテムがほとんどなのですが、その丸環パーツが少し開いてチェーンが外れ、それを切れたと思われる方が多くいらっしゃいます。パーツがお手元に残っているようでしたら、店頭でその場でお修理することができることもございます。
チェーン本体が切れてしまった場合は、レーザー溶接機などを用い、溶着してつなげることができます。お修理代金はスタッフにお尋ねくださいませ。

シャワー時でも着用してもいいですか?

DEMONSTRATION

[movie] 12:23〜
シルバーのリング:表面が変色してしまった場合は、研磨剤のポリッシュクロスで。強く磨くと変形してしまう可能性もありますので、優しく撫でるように、表面全体にツヤ感がでてくるまで磨いてください。
オススメのケア品 シルバークロス

表面に変色が見られない段階では、水で洗ったりマイクロファイバーを使い表面に付着した油分などの汚れを取り除いてください。日常的にはマイクロファイバーのご使用で十分です。
オススメのケア品 マイクロファイバークロス

動画で磨いているリングのコインのような細かな彫刻の入った凹凸のある製品やチェーンは、液体のクリーナーを使用してください。ピンセットを使って10秒から20秒程、様子を見ながら漬けて、すぐに流水で流してください。黒ずんだチェーンなどは、表面の汚れが洗浄液に残ってしまい液体のクリーナー自体の効力が長持ちしないため、液体に入れる前に表面を水洗いしてから液体に入れた方がベター。液体は表面を溶かすような強いものなので、頻繁にはご使用にならないでください。
表面の水分をとったら軽くシルバーポリッシュクロスで拭き取り、更にツヤを出してください。
オススメのケア品 スピーディップ

シルバーという素材の良さはその変色でもあるので、神経質になり過ぎず経年変化の味ととらえてご愛用いただくのも◎。メンテナンス方法を習得すれば、より一層の愛着がわいてくるばず。どうしたら良いのか迷ってしまったら、いつでも店頭スタッフにご相談ください!

DEMONSTRATION


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