My Favorite Jewelry

歳と共に寄り添うジュエリー

一生寄り添うジュエリー

10年ほど愛用しているシンパシーオブソウルのリング。シルバーのベースにK18イエローゴールドのホースシューモチーフをあしらった、カジュアルさの中に上品さを秘めたアイテムです。
(※)現在は販売しておりません。

90年代シルバーアクセブームを目の当たりにしてきたせいか、ジュエリーを選ぶ際、私は華奢なものでは物足りず、比較的ボリューム感があるものを選ぶ節があります。
但し、ハードさやゴツさ一辺倒のものはどうも苦手で、当時から避けてきました。そういう意味でこのリングが非常にしっくりきたのを覚えています。

一生寄り添うジュエリー

ルビー、サファイアなどのマルチカラーストーンは特別に留めてもらったもの。
個性的なものを好む私らしいクセの強い仕様になっています。

このような存在感のあるリングは、人差し指や中指に着けてコーディネートの主役にすることが多いですが、あえて小指に着けることで、毎日着けていても主張しすぎることなく自然に生活に溶けこんでいきました。
これも長く身に着けていられる理由の一つかもしれません。

           

それにしてもリングは、特に小指に着けるとガンガン物にぶつかるし傷もつきやすい。
このリングも今ではボコボコで傷だらけです。
しかしそれもまた、さらに愛着を深める要素になっています。
着用によって刻まれる傷は、共に過ごした時間を物語る年輪のようなもの。
それが増えるほど、指に馴染み、自分の一部になっていくような感覚を覚えます。

今では着けていない時の方が違和感を感じてしまうほど。
このまま一生寄り添っていくことになりそうです。

STAFF : HATA

           

育てる楽しみ…

入社して最初の配属先がソリエント(スーマンダックワとシャンバラのオンリーショップ)でした。そこで出会ったのがスーマンダックワという木目金のブランドです。

シルバーと銅を32層も積層し、いくつもの工程を経て木目金という素材を作り出し、そこから更にハンドメイドでジュエリーに仕上げているクリエイティブなブランドだと知りました。

専門学校で鍛金やジュエリー製作を学んだ経験のある私は「素材から作るとは、なんて途方もないことをやっているブランドなんだ!」ととても興味を持ち、惹かれました。通常、ほとんどのジュエリーブランドが、既成に配合されている地金を用いてそれを形にしている製法が多いところ、スーマンダックワではその素材から作り上げているわけなのです。

育てる楽しみ…

当時、日々店頭の商品を磨いているうちにこのブレスレットが気に入り、購入しました。
デザインはそこそこシンプルなのにもかかわらず、ポイントで使っている木目金のコマにオリジナリティーを感じました。そこにスーマンらしさの主張が程よくされていて好きです。

           

6年程前にチェーンの素材や留め具部分の仕様変更のためリモデルされたので、それに合わせて留め具を交換してもらいましたが、着け始めてから数えるともう17年も愛用しています。

まだ新品の頃はやさしく上品な感じでしたが、使い込むうちに経年変化により木目金に凹凸ができたり、硫化による色の変化もあり、雰囲気がかなり変わって引き締まった印象になっていきました。使い込む事で素材が変化してくるところがまた良くて、レザーのライダースを育てているような感覚で愛着が持てます。

少し大きめの木目金Tバーも主張があって気に入っています。構造的なことも考えられているので留め具が外れて紛失してしまう心配もない点も、長年愛用している理由です。

STAFF : KOIKE

           

10年後の自分

30代を過ぎた頃から身に着ける物に対して意識の変化が起きました。何かを購入する際の基準に10年後20年後これを必要としているか?大袈裟ですが一生使えるか?子供に形見として残せるか?など未来の自分を想像する事が増えた気がします。

20代の頃は「若い自分」しか見えなくて目先の事に突っ走り今が良ければと物を選んでいた気がします。40代半ばの今の私には到底身に着ける事ができないアイテムばかりです。笑
良い思い出として保管するものもあれば廃棄してしまう物も少なくありません。。

また、意識を変化させられたきっかけの一つが、カリフォルニアを訪れた際に立ち寄ったショップのオーナーの“手“です。ジュエリーのはまり具合が、もはや体の一部と言っても過言ではない程の渋さです。

10年後の自分

このオーナーの手を見た瞬間「こんな感じでジュエリーを一生着けていたい!」と思わせてくれました。

           

そんな出会いと意識が芽生えた10年前、30代の私が購入したアイテムはシンパシーオブソウルのユニティチェーンブレスレットです。
(※)現在は販売しておりません。

ジュエリーという物は特に長く愛用できるアイテムなので30代の私が購入する時はとても慎重でした。10年後、20年後の自分が似合うというより“身に着けていたい”と思わせてくれたブレスレットです。歳と共に時を重ねたブレスレットは45歳を迎える今も大事に身に着けております。

最後に、生涯愛用できるジュエリーとの出会いの場としてS.O.S fpが存在できる事を願っております。

DIRECTOR : FUJIMOTO

           

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