S.O.S fp PR担当の勇川慶太が、人気スタイリストの櫻井賢之氏を特別講師に迎え、いま注目のアイテムを、どのようにスタイリングするのが正解なのか、S.O.S fp 恵比寿本店で手取り足取りレクチャーしてもらいました。
コーディネイトはモチーフや素材合わせが基本
櫻井:今日は勇川さんから出されたお題となる3つのジュエリーに合わせて、3パターンのコーディネイトを持ってきました。まず最初は、バータイプのペンダントが付いたゴールドネックレスです。
勇川:ありがとうございます!ペンダントにはダイヤが1列配されていて、かなりエレガントなデザインとなっています。
櫻井:やっぱりこのエレガントな印象は最大限活かしたいですよね。だから合わせるジュエリーも繊細な物を選んで、シンプルにコーディネイトすべきです。基本はモチーフを合わせて、統一感を持たせること。例えばペンダントのバーのモチーフに対して、プレートの付いたブレスレットでスクエア系で統一するとか。ただそれだけだと決まりすぎちゃったりもするので、あえて丸いダイヤのコードブレスなんかでハズす感じもお洒落だと思います。
勇川:なるほど。全部がゴールドだとちょっとギラついてしまいそうですが、ここにカジュアルなコードブレスが入ると確かにいいバランス感ですね。しかもビーズとかじゃなくてダイヤのモチーフが入っていることで、全体のエレガントな印象も強調できますし。
櫻井:ゴールドのジュエリーはシンプルな黒のコーディネイトにとても良く映えるんですが、それだけだとジュエリーばっかりが目立ってしまうので、僕ならこういう茶系の柄物のジャケットを合わせて、全体を中和させる感じも好きです。
勇川:ファッションとジュエリーがうまく溶け合って、トータルでお洒落な印象になりますね。
※一部商品は生産終了しました。
写真右:(左から)チェーンブレスレット ¥277,200〜、ネックレス ¥258,500〜、コードブレスレット 各¥63,800/以上シンパシーオブソウル
最先端の価値観が反映された、ミニマルデザイン
櫻井:次は「トムウッド」のリングですね。これはリング一つで十分に存在感が高いから、他の指にもリングをしたり、ブレスレットを重ね着けしたりするのではなくて、リングの世界観に寄り添うミニマルなブレスを、1点だけ添えるぐらいがいいですね。
勇川:このリング、いますごく人気なんです。見るからにすごく洒落ていますよね。
櫻井:ここのデザインはどれもミニマルで、とても服に合わせやすいところが人気の秘密だと思います。最近のファッションは、エレガントで、シンプルで、タイムレスな価値観が主流ですが、トムウッドのジュエリーは、そんな最先端の美意識と完全に同調していて、他のジュエリーブランドと比べてもかなりファッション性が高いです。
櫻井:この石の色とかサイズ感も、センスいいですよね。ゴツく見えないし、指が短い人でもエレガントにこなせる絶妙なバランスなんです。
勇川:ファッション性が高いのと同時に、ちょっとユニセックスなイメージもあります。
櫻井:それもファッションの潮流とリンクしている部分で、最近はどこのブランドでもジェンダーレスやユニセックスが大きなテーマとなっていて、カップル間でシェアして使うこともできる、ニュートラルなデザインがどんどん増えています。
写真右:(左)ラルヴィカイトリング ¥69,300〜/トムウッド、(右)チェーンブレスレット ¥111,100/スーマンダックワ
動きのあるジュエリーには、動きのあるウェアを。
櫻井:最後の3つ目は、「スーマンダックワ」のチェーンブレス。これもチェーンブレスの中ではかなりミニマルなデザインで、装飾性を削ぎ落としたスクエアチェーンが特徴的なデザインです。これもモチーフを合わせる基本的なテクニックを使いながら、さりげなく手元に存在感を添える感じがいいと思います。リングでもスクエアっぽいモチーフのものを選べば、大分シャープな印象に仕上がりますよね。
勇川:確かに。光沢感も大体同じだから、本当にさりげなく肌になじむ感じがありますね。
櫻井:こういう動きのあるブレスだったら、合わせる服もドレープ感が綺麗な物とか、エアリーな素材感とか、なるべく動きのある物を選びたいですね。